【屋根リフォーム】工事の方法と屋根材の種類や特徴をご紹介!
台風や大雨の後に雨漏りの修繕のお問い合わせをいただくことがよくあります。本記事では、屋根リフォームについて、工事の方法や屋根材の種類と特徴について、解説します!
屋根リフォームの必要性
屋根は建物の中で雨風や紫外線を受けていますので、最もダメージを受けやすい大変重要な部位です。また、台風による大雨や強風、地震による揺れなど災害も影響しやすい部分です。少しずつダメージを受けて劣化が進んでいっているといえます。そのため、定期的な点検とメンテナンスが必要になってきます。普段目にする機会も少ないですので、気づいた時には劣化がかなり進行していたというケースもあります。雨漏りしてないから屋根は大丈夫ということはありません。
部分修理で済ませることができれば費用も最小限に抑えることができ良いのですが、劣化が激しくなっている場合、屋根塗装や葺き替え工事など屋根リフォームが必要になってきます。自然災害や雨漏りでは生活に不安を招き、リフォーム工事費用も大きくなります。
屋根工事の方法
屋根リフォームの主な工事の方法をご紹介します。
- 塗装工事
定期的な塗装のリフォームが必要な屋根材にはスレート屋根や金属屋根があります。スレート屋根は塗膜が劣化してくると色あせてきますので、塗替え時期の目安です。金属屋根は、錆が発生する素材ですので塗装が必要になってきます。足場を組み立てる必要がありますので、屋根塗装は外壁塗装と同時に行うことが多いです。
塗装必要 | スレート屋根、セメント瓦、ガルバリウム鋼板、トタン |
塗装不要 | 日本瓦、洋瓦 |
- 重ね葺き工事(カバー工法)
既存の屋根材を撤去せずに、上に新しい屋根材を被せる施工方法のことで、古い屋根をそのままにして屋根工事ができるので、費用を抑えることができます。瓦のような凹凸のある屋根材は、カバー工法はできません。
- 葺き替え工事
葺き替えは、既存の屋根を剥がして、新しい屋根材に張り替える工事です。費用が高くなりますが、耐久性が高くなります。
屋根材の種類と特徴
次に主な屋根材の種類と特徴をご紹介します。
- スレート瓦
スレートとは薄い板状に加工された屋根材のことで、セメントに繊維材料を混合して作られた化粧スレートが、スレート屋根に使用されることがほとんどです。ケイミューが取り扱うスレート屋根の「コロニアル」とも呼ばれます。軽量のため耐震性に優れておりますが、スレート材自体には防水性がありませんので、徐々に塗装された表面の防水性が落ちてきます。10年を目安に塗り替えが必要です。また、ずれ落ちたり、風で飛ばされたりする不具合が起こることもあります。高度経済成長期以降の戸建住宅で急速に普及し、現在でも住宅の屋根で多く使われている素材です。
- ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板とは、金属合板をアルミニウム・亜鉛・シリコンでめっきした鋼板です。同じ金属屋根でもトタン屋根よりも錆びにくく、耐久性が高いのが特長ですが、劣化はしていきますので、約15年を目安に塗装を行うことで長持ちさせることができます。近年は、シェア率が高くなっています。
- 日本瓦
粘土を材料に使った焼き物の瓦のことです。 「日本瓦」は日本の風土に適した瓦で、耐久性と強度が高く、表面に塗料処理がされていませんので、再塗装などのメンテナンスは必要ありません。破損した場合は1枚単位で交換します。しかし、重いため、地震や台風の影響による不具合が多い屋根材です。既存の戸建て住宅では、瓦が最も普及しています。
さいごに
屋根は毎日、雨風や紫外線を受けていますので、劣化しやすい状態にあります。定期的な屋根の点検をおすすめします。池田建築ホームでも点検、現場調査いたしますので、ご相談ください。また、松山市を中心にリフォームやリノベーション・平屋の新築を行っています。キッチンリフォームやトイレリフォーム、古民家リノベーションなど是非ご相談ください。