補助金活用で高効率給湯器への交換!『給湯省エネ2025事業』
「住宅省エネ2025キャンペーン」の『給湯省エネ2025事業』の購入・工事タイプについて、詳細を解説します!
給湯省エネ2025事業について
家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野について、高効率給湯器の導入支援を行い、その普及拡大により、「2030年度におけるエネルギー需給の見通し」の達成に寄与することを目的とする事業です。
補助対象工事
補助対象期間内に新築住宅の取得者または既存住宅の所有者等が、本事業の登録事業者である「給湯省エネ事業者」と契約し、一定の性能を満たす高効率給湯器を導入したものが対象となります。
補助対象期間
2024年11月22日~予算上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日まで)
※工事請負契約以前に工事に着手した場合、補助対象になりません。
補助対象となる機器
・ヒートポンプ給湯器(エコキュート)
ヒートポンプの原理を用い、夜間電力や太陽光で発電した電力を有効に利用して冷媒の圧縮・膨張サイクルによりお湯を作り、貯湯タンクに蓄えて必要なときにお湯が使えます。
・電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯器)
ヒートポンプ給湯機とガス温水機器を組み合わせたもので、ふたつの熱源を効率的に用いることで、エコキュートより高効率な給湯が可能になります。
・家庭用燃料電池(エネファーム)
都市ガスやLPガス等から水素を作り、その水素と空気中の酸素の化学反応によりするもの。エネルギーを燃やさずに直接利用するので高い発電効率が得られます。また、発電の際に発生する排熱を回収し、給湯器としての役割も果たします。
補助対象金額
導入する高効率給湯器に応じて定額が補助されます。
補助対象となる給湯器は、機器ごとにそれぞれの性能要件を満たしたものに限ります。
戸建住宅はいずれか2台まで、共同住宅等はいずれか1台までが補助対象となります。
<基本額>
設置する給湯器 | 補助額 |
家庭用燃料電池(エネファーム) | 16~20万円/台 |
電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機 (ハイブリッド給湯機) |
8~15万円/台 |
ヒートポンプ給湯機(エコキュート) | 6~13万円/台 |
高い性能要件を満たす場合、その性能に応じて性能加算額が補助されます。
給湯器の設置に合わせて、既存の撤去工事を行う場合、その工事に応じて撤去加算額が補助されます。
電気蓄熱暖房機の撤去 8万円/台 (2台まで)
電気温水器の撤去 4万円/台 (補助を受ける台数まで)
さいごに
省エネ設備の導入をご検討の方は、この機会にぜひ『給湯省エネ2025事業』の活用をご検討ください。すでに交付申請の受付が開始されていますが、遅くとも令和7年12月31日までです。予算上限に達すると期間の途中でも補助事業は終了となります。補助事業を利用したリフォームをお考えの方は、早めの検討をオススメいたします。