部分別リフォーム 工事の種類について紹介!

『リフォーム』とひと言で表すにも、リフォーム工事の種類は幅広く、状態や予算に合わせる必要もあるため、同じ種類の中にも様々な方法があります。本記事では、部分別リフォームの内容について解説します!

 

耐震リフォーム(耐震補強・耐震改修)

 リフォームの中で最も重要なのは、耐震補強ではないでしょうか。耐震改修により倒壊から命を守りましょう!特に昭和56年5月31日以前に着工した家は耐震診断を受けることをおすすめします。

[耐震診断]

 建物の地震に対する強さを数値化して診断します。まず現地調査や設計図書によって調査をし、耐震診断プログラムによる診断を行います。

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[耐震設計]

 耐震診断の結果を基に、地震に強い家を設計します。

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[耐震改修工事]

 壁や屋根を横桟、耐力壁、耐震補強金物などを組み合わせ、建物全体を補強します。

当社は愛媛県木造住宅耐震診断・改修登録事業社です。建物を調査し、お住まいに合わせ必要な箇所に最適な工法や、補助金制度など、お客さまの負担を軽減する方法もご提案いたします。

断熱リフォーム

[断熱材を入れる]

 「家の中が冬は寒く、夏は暑い」「冷暖房がききにくい」などの家の悩みの原因は断熱性。断熱性を高める方法は、壁・天井・床に「断熱材」や「断熱パネル」を入れるとです。断熱材の種類や施工の仕方などによって、断熱効果が違ってきます。古い建物の場合、断熱材がまったく入っていないこともあります。

[窓や玄関を取り替える]

 窓や玄関の開口部からの外気の影響が大きいため、それらを断熱性に優れたものに取り替えます。窓の場合、サッシごと変えるほかに、既存の窓の内側に内窓をつける方法もあります。

 

間取り変更

 不便な間取りを変えるとき、まずは構造をしっかりと見極めなければなりません。構造上、必要な柱や壁を取り除くと、家の強度が失われてしまうので、その範囲内でリフォームを行います。

 

介護リフォーム(バリアフリー)

[手すりの取り付け]

 手すりは、目的や住む人に合わせて取り付けなければ十分な役割を果たせません。場合によっては、取り付ける場所の壁の補強が必要です。

[床の段差解消]

 居室、廊下、トイレ、浴室、玄関などの各空間の段差や、玄関アプローチの段差を解消するために、敷居を低くしたりスロープを設置したり、浴室の床をかさ上げする工事です。

要支援・要介護に認定を受けている人が暮らす家をバリアフリー化などの改修を行う際は、介護保険『住宅改修費支給制度』の補助事業があります。

外装リフォーム

[塗装]

 建物の外壁や屋根を洗浄し、ひび割れなどの痛みがある部分を補修したうえで、表面塗装を塗り替える方法です。外壁・屋根ともに対応可能ですが、傷みが激しい場合は適しません。塗料は種類が多く、塗料によって耐久性が異なります。

[張り替え・葺き替え]

 既存の外壁材を撤去して張り替えたり、既存の屋根材を撤去して葺き替えたりします。塗装より時間と費用がかかることが多いです。

 

内装リフォーム

 「内装」とは、室内部分のあらゆる装飾や設備を指します。 具体的には、壁や天井、カーテンやブラインド、フローリングなどの室内装飾や設備全般です。

 用途に合わせて、和室から洋室に変更し、押し入れをクローゼットにしたり、床を畳からフローリングにするなど一部屋まるごとリフォームがあります。壁紙クロスや床の張替えを一新するリフォームはお部屋の雰囲気を変えたい場合によく行われます。

水まわり設備

[設備機器の取り替え]

 キッチン、バス、トイレ、洗面化粧台など水まわりの設備機器は、傷みや不具合のある部分だけを取り替える方法がありますが、機能性やデザイン性から全体を変えるケースも多いです。たとえば、古くなったキッチンを新しいキッチンに交換すると、キッチンの雰囲気を変えることができます。また、高性能のキッチンに交換すれば、家事効率の向上を図ることもできます。

[設計からの見直し]

 動線を考慮した間取り変更などと合わせて水まわりを一新するケースもあります。この場合、配置やサイズも変わります。

ペットリフォーム

 

[屋内]

犬や猫の歩行時の滑りに配慮した表面加工のペット対応の床材があります。木質フロアーに比べて足腰の負担を軽減し、キズも付きにくくなっています。また、食べこぼしや抜け毛など日常の汚れが付着しにくい防水・抗菌性の表面加工なので、効率よく簡単にお掃除できます。

壁には、丈夫で掃除しやすく、かつ消臭効果や脱臭機能のある壁紙材「ペット用壁紙クロス」があります。また、臭いや湿気を吸収する壁用建材『エコカラット』も消臭・調湿効果におすすめです。

[屋外(エクステリア)]

ウッドデッキやドッグランの遊び場を造設したり、安全対策に目隠しフェンスで周りを囲ったりします。

 

さいごに

 「気になる部分だけをリフォームしたい」というかたちだと、次から次へと改修しなければならない箇所が出てくる可能性があります。耐震性や耐久性に不安がある場合は、まず建物診断を受けることをおすすめします。その上でリフォーム計画を立てることが大事です。予算との兼ね合いもありますので、計画的に少しずつ行うのもいいですが、まとめてした方が結果的に合計費用が安くすむということもあります。